オンラインブラックジャックでカードのカウントはできるか?
ブラックジャックは最も人気の高いカジノゲームの1つですが、その人気は実際のカジノからオンラインカジノへとあっさり移行してしまいました。その理由の1つは、ブラックジャックがプレイヤーの選択と決断により結果が大きく左右される点にあります。プレイヤーの戦略によってハウスエッジを大幅に減じることが可能です。ただしそれでも長くプレーすれば最終的には負けてしまいます。
しかしながら、よく知られた、それでいて議論の的となる戦略が1つあり、それを用いれば実際にプレイヤーは大幅に有利となるのです。この戦略はカードカウンティングと呼ばれ、多くの書籍やハリウッド映画のテーマともなってきました。
カードカウンティングとは?
カードカウンティングとはブラックジャックの戦術の1つであり、ある時点においてシューがプレイヤーにとってどれほど有利な状態にあるかを見極めるのに用いられます。伝統的なブラックジャックシューにはいくつかの(4,6あるいは8)デッキが収納されています。つまり、カード枚数には限度があり、より多くのカードが配られたあとほど残りカードがプレイヤーにとって好ましいものかどうかを判断できるのです。
簡単に言うと、ブラックジャックでよいカードとされるのは10、エース、そして絵札です。それらがより多くシューに残っているほどプレイヤーには都合がよくなります。なぜならブラックジャックや大きな手を作れるチャンスが増え、こちらが低い数字でステイした際にディーラーがバストする可能性が高くなるからです。カードをカウントする者は、この数字を「カウント」と呼びます。すでに述べました通り、シューの残りカードが少ないほどカウントの価値は高くなります。
カウンティングの戦術には様々なものがあり、単純なものもあれば非常に複雑なものまであります。ここではこれらの戦術について詳しいことには触れません。その代わり、表題にあるとおり、オンラインブラックジャックで勝つためのカードカウンティング戦術が果たして可能なのかについて解説します。
RNGオンラインブラックジャックでカードカウンティングは有効か?
これまで説明しました通り、シューの中に限られた数のデッキが入っているという事実からカードカウンティングの価値は明白です。残りカードが少なくなるにつれ、プレイヤーは勝てるチャンスを知るようになり、それに応じてベットを上げるのです。
しかしオンラインブラックジャックにおいてカードカウンティングは不可能です。オンラインブラックジャックでカードカウンティングの技術を磨くことはできますが、カウントを続けることで有利にはなりません。なぜなら電子的なブラックジャックで実際のシューが用いられないからです。
毎回のハンドの最初で、ランダムナンバージェネレイターによってカードが生成されます。つまりいつでもハンドは前回のハンドとまったく独立したものとなるのです。ハンドのたびカードはすべて戻されてしまうため、カードカウンティングを試みてもまるで無駄になります。
ライブディーラーブラックジャックでカードをカウントできるか?
ライブディーラーブラックジャックは実際に本当のカジノブラックジャックです。現代テクノロジーによりカジノがゲームをストリーミング配信することでプレイヤーは自宅に居ながらプレーする機会を持ちます。ですから論理的には、ライブディーラーブラックジャックでカードカウンティングは有効です。
しかし、これらのゲームではシューが頻繁にシャッフルされペネトレーション(シャッフル前に配られたカード数)は通常ごくわずかです。これにより実際に有効なカードカウンティングの類はほとんどなくなってしまいます。
それでもオンラインカジノでカードカウンティングをしようとするのであれば、ライブディーラーゲームにおいてのみそれは意味を持ちます。説明したとおり、電子的テーブルではまったく役に立ちません。